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【イギリス】ロンドン出張前に知っておきたいこと。治安からお勧めホテルエリアまで

Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ

ヨーロッパ大陸の東端にある国・イギリス。今も立憲君主制に基づいた政治を行っており、イギリス王室メンバーの結婚・出産は日本でも話題になるほどです。

政治・経済はもちろんのこと、あらゆる面において世界で大きな役割を果たしています。そんなイギリスへ出張が決まったら、まず知っておきたいこと。そもそもイギリスはどんな国なのか?から、治安やホテル事情についても簡単に紹介します。

今回はイギリスへの渡航経験が豊富な「MJ」さんに下記記事を書いていただきました。

1.出張エリアによって、違う表情を見せる国

日本ではひろく「イギリス」と呼ばれていますが、国の正式名称は「グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国」です。実際は、首都ロンドンのあるイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドから構成されています。

イギリスと聞くとイングランドをイメージする人も多いかと思いますが、イギリス出張となると、イングランド以外の地域が対象の場合もよくあります。よく確認しておきましょう。

2.治安は悪くないものの、たびたびテロの標的に

ヨーロッパの中でも、イギリスの治安はそれほど悪くありません。しかし、日本にいるときのような感覚でいるのは危険です。

これまでに、ヒースロー空港やキングス・クロス駅、利用者の多い空港や大きな駅がテロの標的になりました。ロンドンの中でも人の集まる場所は、標的になりやすい場所のひとつです。

ロンドンほどではありませんが、スコットランドや北アイルランドも標的とされることがあります。

テロの手段や目的はさまざまで、いかなるときでも起きる可能性はゼロではありません。頻繁に日本人が巻き込まれているということはないですが、出張前に外務省のウェブサイトで国際情勢を確認しておくと安心です。

おなじみかもしれませんが、外務省のたびレジには登録しておきましょう。

在ロンドンの日本大使館からの情報を、タイムリーにキャッチできます。

参考

たびレジ登録サイト:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html

また、スリや置き引きのような軽犯罪もめずらしいことではありません。貴重品の管理にはじゅうぶん気を付けましょう。人の多い場所(ピカデリー・サーカスやポートベロー・ロード、観光名所など)では、スリの集団に気を付けてください。

3.直行便?それとも乗継便?

ロンドン市内には、ヒースロー空港・ガトウィック空港・スタンステッド空港・ルートン空港・シティ空港があります。

日本から直行便または乗継便でアクセスする場合、利用する可能性が高いのはヒースロー空港・ガトウィック空港でしょう。ほかはヨーロッパ圏を就航するものや、LCCの理由がほとんどのためです。中心部に最も近いのはシティ空港ですが、発着は小型機中心のため、利用はあまり現実的ではありません。

ちなみに日本からの直行便は、ヒースロー空港にしか就航していません。日本からアクセスする場合、乗継便であっても直行便であっても、高い確率でヒースロー空港を利用することとなります。

メモ

東京や関西国際空港からしか就航していないため、それ以外の空港からは必然的に乗継便でアクセスすることとなります。

よって、ロンドン内には5つの空港がありますが、どの空港を使うかによって判断するよりも、出発着のスケジュールと費用を見ながら手配するのが現実的です。

スケジュールによっては、スコットランドの空港から入国するのも一つの方法。エディンバラとロンドンに、大きな国際空港がそれぞれひとつずつあります。

出張費の節約を優先するなら、一度ほかの国で乗り継ぐのがおすすめです。ロンドンの空港には、世界各国のフラッグキャリアが乗り入れています。乗継であっても、そこまで不便さは感じないでしょう。

4. ロンドン出張のお休み、何して過ごす

ロンドンの街は、エンターテイメントの本場。出張の合間やお休みは退屈せずに過ごせるでしょう。

本場のエンターテイメントを楽しむなら、ミュージカル鑑賞は欠かせません。中心部では、いくつもの劇場で毎日のようにミュージカルが開催されています。平日は、商談終わりでも間に合う、夜18:00以降開演のプログラムが充実しています。

ロンドンで何年も上演されている「ライオン・キング」や「ウィキッド」などの定番から、期間限定の演目、言葉がわからなくても楽しめるダンス・演奏メインのものまでジャンルはさまざま。商談での話題にもぴったりです。

予算が厳しい場合は、美術館や博物館で過ごすのがおすすめ。大英博物館やナショナル・ギャラリーなど、世界に誇るミュージアムが中心部に集まっています。

しかも、大規模なミュージアムでも入館料無料のものがほとんどです。お金を気にせず、朝から晩までのんびり過ごせます。ロンドン以外のミュージアムも、このような傾向があることが多いです。

5.ロンドンのホテル事情

ロンドン中心部は、ビジネス向きの中級ホテルがあまり多くありません。

参考

中心部・ヒースロー空港へのアクセスが便利なエリアに滞在したいなら、アールズ・コート駅やラッセル・スクエア駅などがおすすめ。

ひとりでの出張にちょうどよい大きさのホテルがあつまっています。中心部ほどに価格も高騰していません。

ロンドン中心部でちょうどよいホテルがとれなければ、郊外の町に滞在して、電車(ナショナルレイル)で移動するのもひとつの方法です。

郊外にはあまりビジネス向けホテルはないものの、手頃な価格の民泊が充実しています。駅の近くにある物件を選べば、それほど不便さは感じません。中心部の喧騒から離れて、静かに過ごせるでしょう。

ただし、ロンドン以外の街に出張する場合、郊外に滞在しても交通網が発達しておらず不便なことも。ホテルの周りの環境や、治安についてあらかじめ調べておくと安心です。

以上、皆様の出張の参考になれば幸いです!

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