Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
転職エージェントに登録しても、結果的にうまく使いこなせない方も多くいらっしゃいます。
それは、ご自身の転職への本気度、切迫度にもよりますが、実はエージェントとうまく付き合うコツがあるのです。
・とりあえず登録して、メールで案件の紹介が来たけど、ピンとこない。
・コンサルタントに漫然と希望を述べて、出てきた案件に対して、単純に「好みか、好みでないか」で判断している。
・担当者との面談が、ものの数十分程度で終わってしまう。
このような方に是非読んでいただきたい記事です。
実はあなたにどんな案件を紹介するかは、担当者の裁量に大きく左右されます。
担当者からあなたにマッチしる案件を優先的に紹介してもらうコツをまとめましたのでご覧ください。
優先的に良い案件を受けるために、押さえておきたいのは以下の3つの点です。
1.初回面談には必ず足を運ぶ
エージェントにウェブから登録すると、初回面談日を設定するよう依頼されます。
基本中の基本ですが、初回面談にはできるだけ足を運ぶようにしてください。
初回面談は、エージェントと実際に面談して、あなたのご経歴や希望、状況、転職時期など、具体的に打ち合わせをする機会になります。
初回面談は、登録者の「本気度」の確認指標としているエージェントが大半です。
またエージェント側も登録者の希望や経験、人となりを把握できなければ、企業に具体的に紹介しづらいという点もあるでしょう。
海外勤務中の場合は、スカイプやzoomなどのウェブツールを使ったミーティングなども一般的です。また、日本への一時帰国の機会を活かして、エージェントと面談するという方も多いようです。
エージェントとの初回面談をしないで転職成功したというケースはほとんどありません。
ご自身の本気度を示す意味でも、面談は欠かせないステップになります。
2.担当者を「業者」として扱わない
コンサルタント(担当者)と客(登録者)いっても、人対人です。
担当者は一緒にマッチする案件を探し当てる「共同作業者」ととらえて頂く必要があります。
決して業者として扱ってはいけません。
個人的には、エージェントの担当者は不動産の営業マンに近いと思っています。
自分が求める土地・価格で、最良の物件の紹介を受けるためには、日ごろから担当者とコンタクトを取り、人となりや状況を把握しておいてもらう必要があります。
例えすぐに転職しなくても、長い目で見て付き合いを持っておくことは、きっとプラスに働くでしょう。
エージェントは、本当にあなたにマッチした案件を持っているのに、態度が悪い登録者、人としての敬意が無い登録者であれば、紹介しないかもしれません。
エージェントにとっては、企業も重要な顧客なので、自分の担当する大切な企業に、問題のある方を紹介するわけにはいかないのです。
エージェントから見れば、候補者はあなただけではありません。
心の底で「業者」と思っていると、面談時の言葉や行動の端々でどうしても出てしまいますし、担当者にも伝わってしまいます。
エージェントは、「転職の伴走者」という点をご留意頂いて面談に臨むようにしましょう!
3.自己開示から始める
コンサルタントとの初回面談は、逆にこちらが接客するくらいのつもりで対応してよいと思います。
ポイント
まずはこちらから「場」を作ることが重要です。
お互いに雰囲気を作ってリラックスして、人となりを理解してもらうところからスタートしましょう。
具体的には、挨拶から始まり、雑談や笑顔で他愛のない会話を交えながら、自分から自分の経歴、希望、状況を自己開示していくことが重要です。
もちろん、コンサルタントはプロですので、自己開示をしなくても上手く言葉を引き出してくれると思いますが、敢えて「自分からの開示」を意識をすることで転職の本気度を見せることができます。
あなたからご自身のご経歴やご希望を説明して、お互いの雰囲気が和めば、いよいよ案件の提案を受けます。
4.更にその上で、優先的に案件を受ける方法
その上で、どうしても合う担当、合わない担当があると思いますが、
有能な担当者であれば継続してお付き合いしたいですよね。
実は、担当者が有能かどうかを判断する上で、ポイントとなる視点があります。
担当者には以下の3つの視点での案件提示を希望してみてください。
・自分が希望する案件
・自分を求めている企業(スペック重視)
・コンサルタントからみて自分に合致する案件(タイプ、経歴重視)
上記を意識して案件を取り寄せることで、あなたと担当者の「相性」を判断することが可能です。
自分が希望する案件
ストレートにあなたの希望とのマッチ度を確認してください。
どれくらい要望が反映されているか、コンサルタントがご自身の希望を理解しているか、測ってください。
自分を求めている企業(スペック重視)
「現在、自分の経験をどんな会社が求めているのか?」という視点で紹介を受けてみてください。
今まで意図していない会社でも、求められて働くということは非常に居心地がいいもので、入社後の立ち位置や仕事のしやすさが変わってきます。
このあたりもコンサルタントの腕の見せ所で、ご自身の経歴を求めている企業を論理的、魅力的に説明できるか、確認してみてください。
コンサルタントからみて自分に合致する案件(タイプ、経歴重視)
コンサルタントは何百人という転職者との面談を経験しています。
その上で、いわば人事のプロのコンサルタントからみて、あなたにはこんな案件がマッチしていると思います。という提案を受けてみてください。
これには前述のとおり、自己開示が必要です。
あなたの人となりや思考、性格を概ね把握頂いたうえで、提案を受けるようにしましょう。
意外と新しい会社の発見があるかもしれません。
この3つの切り口で紹介を受けることで、コンサルタントの提案力を見てみましょう。
意図していない案件を受けることで、あなたの中でも新たな気づきがあるでしょうし、コンサルタントとの「相性」もわかると思います。
3つの視点からの提案が納得できるものであれば、今後も積極的に活用したいエージェントということになります。
転職活動は長距離走のようなものです。長く付き合える「伴走者」が見つかることを願っています。