Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
20代のうちに海外経験を積むことには、大きなリスクを伴います。
最も大きいリスクは、ストレスによる鬱症状。意思疎通、居住環境の大きな変化、帯同する家族へのストレスケアなど、海外で経験を積むには勇気が必要です。
しかし同時に、海外で得られる経験は何ものにも代えがたく、20代という早い段階で経験しておかなくては後悔する可能性も。
2021年現在、海外駐在のリスクを乗り越える人材の少なさから、就職・転職市場では海外勤務経験者の需要が高騰しています。今後は人口減少が要因となり、日本市場は縮小していくでしょう。
多くの企業が海外進出に積極的になっているいま、自分に最適な方法で海外経験を積んでおくことで、将来の人生に広がりがもてるようになるのです。
目次
20代で海外経験を積んだほうがいい理由
どうして20代という早い段階で海外経験を積んだ方がいいのか、その理由が気になる人もいるでしょう。
30代や40代になってからのほうが、社会経験が豊富であるため海外経験も積みやすいと感じるかもしれません。
しかし、30代や40代になってからではなく、20代で海外経験を積んだほうがいい理由があるのです。
20代で海外経験を積んだほうがいい理由
- 結婚や子供ができてからでは家族と疎遠になるから
- 30代前半までの海外経験はキャリアアップ転職に繋がりやすいから
- 将来独立したい場合、人口減少中の日本市場でしなくてもいいから
このような理由から、20代で海外経験を積んだほうがいいといえます。
1. 結婚や子どもができてからでは家族と疎遠になるから
結婚した後や子どもができてからでは、家族と疎遠になりがちです。
理由として、地理的な距離が挙げられます。地理的な距離感があると、心の距離も遠ざかってしまう可能性があるのです。
仮に家族一緒に海外へ行くのであれば心配はなくなりますが、今度は別の問題が生じてきます。
家族と一緒に過ごせるのは嬉しいことですが、家族自身が海外生活に対応できるのか、子どもの教育環境など、自分だけではなく家族にも日常生活をする上で壁が生じます。
海外の環境を快く受け入れる家庭は稀でしょう。
つまり、20代以降になってしまうと、家族や子どもができているケースも多く、家族の環境に対する配慮が必要不可欠になるのです。
基本的に家族は日本に残すことが多く、疎遠になる傾向にあります。
2. 30代前半までの海外経験はキャリアアップ転職に繋がりやすいから
30代前半までの海外経験は、キャリアアップ転職に繋がりやすいです。昔と比べて海外は身近になりましたが、今でもグローバルな人材は決して多くありません。海外経験を積むことで、英語などの語学習得や価値観の転換、視野の拡大など得られものは大きいです。特に20代〜30代前半で海外経験をしていると、若くして能力が高いと判断され、今後のキャリアに大きく貢献します。
海外経験のある人材は他人にはない経験や思考を持っており、行動力もあります。
さらに、まだパワフルでフットワークも軽い20代であれば、人材価値が高いのです。
3. 将来独立したい場合は人口減少中の日本市場でしなくてもいいから
海外経験をしていれば、将来独立したいときでも人口減少中の日本市場を選ぶ必要はありません。
日本は、1990年から少子化現象が注目を集めるようになりました。マーケットが縮小しつつある日本市場は、ビジネスを展開するにあたって不利な点が多いということを示しています。
20代など若いうちに海外経験を積むことで、視野に入れるマーケットが日本だけではなく、世界規模になるのです。
海外経験は視野の拡大だけではなく、起業や独立の成功確率を上げてくれます。日本をベースに考えていると、海外での生活はアクシデントが多いです。時刻通りに電車が来ないというのは当たり前で、日本人と比べると海外の人はあまり働きません。考え方も多種多様です。
このような環境下で生活していると、アクシデントに対する決断のタイミングが多くやってきます。海外では日本ほど守ってくれる人はいないので、多くが自らの決断による自己責任になります。しかし、その分頑張った成果に対するリターンは大きいのです。
日本では昇格し続けないと責任のある仕事は任せてもらいにくいですが、海外ではごく普通にあり得ます。日本と比較すると、大きなプロジェクトなども任せてもらいやすく、自己スキルを早くから高めることができるのです。
視野の拡大、ストレス耐性や決断力の向上は、自分の起業や独立の際に必ず役立ちます。
チャートで分かる-自分に合った海外経験の積み方9選
「海外経験を積みたいけれど、自分に合った方法が分からない」という人のために、以下のチャートを用意しました。
自分の考えと一致する答え通りに進めていくと、自分に最適な海外経験の積み方が分かります。
現地で就業する-働きながら海外経験を積む方法と就業先
現地で就業したいという人は近年増加しつつありますが、改めて現地で働くことのメリットとデメリットを確認しておきます。
現地で働くメリット
- 現地の語学学校に通い、語学を習得できる
- 高い給与をもらいつつ海外経験を積める
- 福利厚生がしっかりしている
- グローバルで活躍できるようになる
- マネジメントスキルが身に付く
現地で働くデメリット
- 家族と疎遠になる
- 日本の行事に参加できない
- ストレスはほぼ確実に感じる
現地での仕事の選び方もさまざま。基本的には、やはりこれまでの経験やスキルを活かせる仕事を選んだ方がいいでしょう。スキルが高い仕事であれば高給与をもらいやすく、就労ビザの取得もしやすいです。
現地就職においては選択肢が多いように感じますが、国によってはビザの入手が困難な国もあります。ビザの入手方法も国によって異なるので、気になる人は以下の表を参照してください。
就労ビザ |
取得条件 |
補足条件 |
|
中国 |
Z査証 |
原則大卒以上 |
2年以上の実務経験 |
アメリカ |
H-1B VISA |
原則大卒以上 |
・ビザ申請者の学位と職務内容が一致すること ・職務内容がプロフェッショナルなものであること |
カナダ |
Confirmation of Offer of Employment |
原則大卒以上 |
「カナダ人の失業率悪化につながらない雇用であること」を説明する必要あり |
シンガポール |
①EP Pass ②S Pass |
①管理・専門職向け ・原則大卒以上 ・職務経験3年以上 ・最低基本月収が3,300Sドル以上 |
②熟練労働者向け ・大学または専門卒・短大卒以上 ・関連の実務経験がある人 ・最低基本月収が2,200Sドル以上 |
タイ |
Non-Immigrant VISA |
学歴不問 |
・専門性、または管理職経験 ・最低基本月収50,000バーツ以上 |
香港 |
Employment VISA |
原則大卒以上 |
・大卒5年以上の職歴 ・最低基本月給20,000HKD以上 |
インドネシア |
IMTA |
大卒・専門卒以上 |
5年以上の職歴 |
インド |
E-VISA |
学歴不問 |
・専門的な知識や経験、職歴があること ・最低年収1,625,000ルピー以上 |
1. 駐在員として赴任-日本でグローバル企業に就職し現地に駐在
海外駐在員として、日本でグローバル企業に就職し、現地に駐在する方法があります。これから就職する人は、将来的に海外駐在員になれる可能性のある企業に就職しましょう。日系グローバル企業や、外資系の会社が該当します。
就職したのちにすべきことは、スキルを向上させつつ、社内での信頼を得ること。スキルもあり信用も高ければ、海外へ赴任し駐在員になりたいという意志や希望が通りやすくなります。
駐在員として海外経験を積むメリット
- 働きながら語学を習得できる
- 福利厚生がいい
- 給与が高い
駐在員として海外経験を積むデメリット
- 慣れない土地で仕事をしなくてはならない
- 国によっては食事があわないこともある
- 日本とは異なる国で治療をしなくてはならない
最後に最も心配なのは現地の医療関係です。病院など日本とは異なる国で治療することについては、誰でも不安に感じてしまいます。
就職したのちにすべきことは、スキルを向上させつつ、社内での信頼を得ること。スキルもあり信用も高ければ、海外へ赴任し駐在員になりたいという意志や希望が通りやすくなります。
代表的なグローバル企業
2. 現地採用で働く-転職サイトの活用や知人のつてなど
転職サイトや知人のつてなどを用いて、現地採用で働くという手もあります。転職せずとも今の会社がグローバル企業であれば、スキルを向上させつつ社内での評価を上げ、自ら駐在員になりたいという意思表示をすれば、駐在員として赴任できる可能性があります。
しかし、今の会社がグローバル企業でない場合は、まずは転職しなくてはなりません。転職においては、いくつか注意点があります。
就職したのちにすべきことは、スキルを向上させつつ、社内での信頼を得ること。スキルもあり信用も高ければ、海外へ赴任し駐在員になりたいという意志や希望が通りやすくなります。
転職の注意点
- 高いスキルが必要になる
- 1人での転職活動では案件が見つかりづらい
海外で働きたいという人は増加傾向にあるため、そもそも倍率が高いです。語学スキルを求められることが多いこともあり、ハードルも高い。つまり、高いスキルがない限りは、すぐに転職先を見つけることが難しくなるということです。
1人で転職活動を行うと、求人案件も見つかりにくく、転職成功率は低くなりがち。しかし、転職エージェントを利用することで、可能性は大きく上がります。求人会社は質の高い人材を欲しているため、エージェントに高額なコストをかけて人選を依頼していることが多いです。そして、エージェントが人選している求人案件は、一般的に「非公開」であることが多くなっています。
ージェントは「非公開」の求人案件情報を持っており、転職希望者とマッチした案件を紹介してくれるので、転職成功率が大きく上がるといえるでしょう。
海外現地で働くための目的や条件を明確にして、転職エージェントをすることが重要です。
海外現地で働くメリット
- 現地の生活を体験できる
- 語学が身につく
- 毎日の刺激が多い
海外現地で働くデメリット
- 現地採用によって給与が下がることがある
- 日本レベルのサービスが受けられない
- 治安が悪い
海外現地で働きたい人にマッチした転職エージェントを見つけるには、以下の記事を参照してください。
3. 現地で起業-やりたいことが明確に決まっている人向け
少しハードルが高いですが、海外現地でやりたいことが決まっている人にとっては起業という選択肢もあります。
海外で起業する手順
- 条件を満たすエリアを決める
- 現地の情報収集をする
- 現地の文化や言葉を学ぶ
- 人脈や資金調達する導線を確保する
条件を満たすエリアの条件として、日本人でも会社登記ができるか、ビジネスビザを取得できるか、現地で銀行口座を開設できるかを確認しておきましょう。
現地で起業することのメリットはマーケットが縮小してきている日本と比較して、ビジネスチャンスが多い。世界規模なので、マーケットが広い。アジア圏内など国によってはコストを大幅に削減できるなどが挙げられます。
現地で起業するメリット
- ビジネスチャンスが多い
- マーケットが広く国によってはコスト削減ができる
現地で起業するデメリット
- 文化が違えば法律も異なる
- 日本に比べて治安が悪い
ビジネスを展開していると、日本では問題ないことでも、知らぬ間に現地の法に触れてしまい、逮捕されることがあります。
また、治安の面でも注意が必要です。日本の治安の良さは世界でもトップクラスです。日本と比較した場合、治安面はどこに行っても気をつけるべきでしょう。
4. フリーランスとして働く-日本語教師やエンジニアなど
組織に属さずフリーランスとして働くことも1つの手です。フリーランスの職種はさまざまで、日本語教師やエンジニア、デザイナーなど数多くあります。スキルを保有し、自ら仕事を受注できる人にとっては自由の多い魅力的な選択肢でしょう。
フリーランスとは組織に属さず、個人で仕事を契約する人のこと。
ライターやカメラマン、ブロガー、デザイナーなどに多い。
フリーランスになるには、第一に仕事として成立するスキルを磨くことです。次にSNSやクラウドソーシングサイト経由で仕事を受注すること。最終的には個人と企業で直接契約できるようになることです。
フリーランスとして海外で働くメリット
- どこにいてもどんなときでも働ける
- 場所にも時間にも縛られない
フリーランスとして海外で働くデメリット
- 収入が安定しにくい
- 突然仕事がなくなることがある
企業から仕事を請け負えても、それが永続的に続くとは限りません。毎月安定した収入のあるサラリーマンと異なり、金銭面の不安定さがデメリットになります。
フリーランスが難しく感じても、選択肢は他にもあります。海外現地にてフリーランスと近い環境で働くために、Web業界へ就職(転職)するのです。Web業界に特化した転職エージェントも存在しますので、活用してみるといいでしょう。
Web業界に特化した転職エージェントは以下の通りです。
フリーランスとして海外で働くことのメリットは、自由です。どこにいてもどんな時でも働くことができるため、場所にも時間にも縛られません。対するデメリットは収入が安定しにくいこと。企業から仕事を請け負えても、それが永続的に続くとは限りません。毎月安定した収入のあるサラリーマンと異なり、金銭面の不安定さがデメリットになります。
5. その他-国際的公的機関(国連)や国際NGOに就職
現地で就業する最後の方法は、国際的公的機関(国連)や国際NGOに就職することです。
しかし国連に関しては難易度が高め。倍率もさることながら、必要な能力や資格も多いためです。
英語テストによる基準はありませんが、国連職員は英語、もしくはフランス語で問題なく業務できる必要があります。また、4年制大学の学部卒で応募できる採用プログラムはありますが、実際に採用されるのは大学院卒(修士号・博士号取得者以上)がほとんど。
国連や国際NGOに就職するために学生のうちに身に着けておくスキル
- 職務遂行可能レベルの語学(英語、フランス語)
- 修士号以上の学位
- 専門性(国際法、政治、行政、経済、会計、開発、農業、エンジニアリング、医療など)
- 異文化コミュニケーションスキル(海外ボランティアやインターンなどの経験を積むといい)
- プレゼンスキル
国連職員の求人に応募する方法は国際連合広報センター(公式サイト)にて記載されています。
国連と比較すると、国際NGOはまだ難易度は低めです。しかし求人を定期的に募集していません。欠員が出たときや、事業拡大時などのタイミングでのみ求人をかけるのです。新卒では学生時代にインターンに行き、人脈や実績を残しておくと優位に就職できます。中途採用であれば最低3年以上の社会経験が条件とされています。
現地で就業したくない-仕事をせずに海外経験を積む方法と種類
20代で海外経験を積みたいと思っても「いきなり働くのはちょっと…」という方は、仕事はしないで、海外生活する方法を検討してみてください。
仕事はしないで海外経験をすることの大きなメリットは、自由な時間の多さです。デメリットとしては、金銭的に余裕が出にくいこと、自ら主体的に行動しなければ有意義な時間を過ごせないことなどがあります。
仕事ではなく、体験にフォーカスしてもいくつかの手段があります。
1. 大学留学・語学留学-国によってはアルバイトも可能
1つ目の手段は大学留学、語学留学です。
留学するためには以下のステップで進める必要があります。
留学のための4つのステップ
- 国と学校の選択と申し込み
- 航空券、ビザ、海外旅行保険の手続き
- 授業料の支払い
- 滞在先の予約
学生であれば大学留学はもちろん、語学留学でも学校側が協力してくれるので、手続きの進行はスムーズにできます。
学校の種類は主に「私立の語学学校」と「大学付属の語学学校」に分類されます。
留学についてのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
- 語学の習得が早い
- グローバルな価値観が身に付く
- 就職活動に優位
- 国際的な友人ができる
デメリット(よくある失敗例)
- 語学が上達せずに終わった
- 日本人とばかり関わっていた
- 観光メインになってしまった
語学学校に通うと、比較的安全に海外経験を積むことができます。しかし、上記のように自らの行いによって、無駄な時間を過ごしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
語学留学に行く場合、ビザの種類は学生ビザです。学生ビザでもアルバイト可能な国もあります。費用を抑えたい人は要チェックです。
アルバイト可否【学生ビザ】 |
補足 |
|
フィリピン |
就労不可 |
|
アメリカ |
原則就労不可 |
校内であれば限定的に可能 |
カナダ |
原則就労不可 |
校内であれば限定的に可能 |
オーストラリア |
40時間/2週間まで可能 |
語学留学も同様 |
ニュージーランド |
週20時間まで可能 |
語学留学も同様 |
イギリス |
長期留学の学生であれば、週20時間まで可能 |
語学留学は不可 |
アイルランド |
外国人登録をすれば週20時間まで可能 |
|
マルタ |
就労不可 |
2. ワーキングホリデー-18~30歳限定で16カ国へ行ける
2つ目の手段はワーキングホリデーです。ワーキングホリデーは18〜30歳であれば、16カ国の国へ行けます。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- 韓国
- フランス
- ドイツ
- イギリス
- アイルランド
- デンマーク
- 台湾
- 香港
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- スペイン
- スロバキア
- オーストリア
- ハンガリー
- スペイン
ワーキングホリデーのビザの申請方法は国によって異なるので、気になる国があれば、一度調べてみましょう。
ワーキングホリデーのメリットは仕事をしながら(収入を得ながら)海外経験できること。就労ビザで現地で働くよりも収入は低くなりますが、代わりに自由度が大きいのが特徴です。
3. 海外青年協力隊-開発途上国で2年間のボランティア
海外青年協力隊に入りボランティアをすることでも、海外経験は可能です。
応募から選考までのステップは以下の手順で行われます。(2020年時)
JICA海外協力隊より引用
海外青年協力隊に入ることのメリットは、発展途上国での海外経験を積めることです。さらに無料で語学が身につけられ、視野も広がります。対するデメリットは日本での仕事を辞める必要があること、日本の情報が入りにくいことなどが挙げられます。
メリット
- 発展途上国での海外経験を積める
- 無料で語学が身につけられる
- 視野が広がるデメリット(よくある失敗例)
- 日本での仕事を辞める必要がある
- 日本の情報が入りにくい
4. その他-海外旅行の延長、ビザなしで最大90日間まで滞在可
制度を使わなくても、海外旅行の延長で海外経験を積むことが可能です。
特別なビザは不要(一部の国では必要)で、パスポートと航空券さえあれば、最大90日間滞在可能です。
メリットは、海外旅行として気軽に渡航できること。デメリットは、就労できないことや、期間が3ヶ月と短いことです。海外旅行でもビザが必要な国は以下を参照ください。
海外生活をする前に必要な準備-資金や語学とビザの準備
海外生活する前に必要な準備として、まず気になるのは資金面でしょう。資金に関しては「いくら必要」と一概に言えません。理由は生活する「国」によって大きく変わってくるからです。
国が決まれば、現地の物価や生活費を調べることで、生活するにあたっていくら必要か見えてきます。
例えば、留学やワーキングホリデーで人気の高いカナダでは、おおよそ11万円で生活可能です。11万円×12ヶ月=132万円になります。しかし、自分がしたい生活水準が高ければ高いほど、さらに必要なお金も増えてきます。
あくまで一例として参考にしてください。
また、語学における準備も必須です。稀に現地の言葉を全く話せない状態で渡航し、話せるようになって帰国するケースもありますが、やはり準備はしておいて損はしません。今では英会話もオンラインで完結するので、事前に簡単な会話はできるようにしておきましょう。
資金、語学の準備とともに重要なのが公的な準備です。パスポートの取得やビザの申請に始まり、国外転出届の提出も必要です。詳しくは以下のサイトを参照ください。
20代で海外生活をする意義-なぜ20代にこだわるのか
「30代や40代でなく20代がいいということは分かったが、10代でもよいのでは?」と感じた人もいるかもしれません。
しかし、20代で海外生活をすることには大きな意味があります。
20代で海外生活をする意義
- 今後のキャリア向上に直結する
- 広い視野が持てる
- ビジネスチャンスを見出せる
- 語学の習得が早い
- スキルアップしやすい
20代での海外生活は、今後の人生にプラスに働きます。なぜなら、20代で海外生活すること自体、周囲との差別化を図れるからです。
今後のキャリア向上に直結するだけでなく、現地でビジネスチャンスを見出せる可能性もあります。
語学習得やスキルアップも、ある程度の社会経験がある20代だからこそ可能といえるでしょう。
しかし、若く遊びたい年頃に日本で過ごせないこと、日本の冠婚葬祭などの行事に参加できないことを苦痛を感じる人もいるかもしれません。
その場合、そもそも海外経験が向いていない可能性がありますので、もう一度よく考えてみることをおすすめします。
20代での海外経験-先の人生は今よりずっと広くなる
20代での海外経験は、ビジネス上のキャリアアップに限らず、今後の人生の選択肢を大きく増やしてくれます。日本のマーケットが停滞、もしくは縮小していくなかで、価値の高い人材になりたいのであれば、ぜひ一度検討してみてください。
本記事を読むことで少しでもイメージできれば、ぜひ自分に最適な方法で、20代での海外経験を実現させてください。
先の人生を好転させる可能性は、十分に秘めています。