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ベトナムでの日本人の就職・転職事情 ビザから就職活動の方法まで、ベトナム転職エージェントJellyfish社 インタビュー

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最近、企業のベトナム進出が目覚ましい状況ですが、現地で日本人を求める企業も、現地で働きたい日本人の方も増えています。

今回は最近のベトナムでの現地採用状況について、ベトナムへの日本人の就職支援転職エージェントのJellyfish HR.Co.,Ltdの辻野さんにお話をお伺いしました。

ベトナムで日本人スタッフを探す駐在者も、現地採用希望者にも参考になれば幸いです。

Q1.辻野様の簡単な自己紹介をお願いします。

株式会社JellyFish(Jellyfish HR Co.,Ltdの日本本社)の辻野と申します。ベトナム就職を希望される方のキャリアコンサルティングを行っています。現地採用としてベトナム現地法人のJellyfish HR Co.,Ltdに入社し、ホーチミンでの勤務を経て、日本本社に転籍。現在は日本からベトナム就職を目指す方のキャリアコンサルティング及びサポートをしています。

Q2.貴社のサービス内容について教えてください。

Jellyfish HRは2013年にベトナムで設立された人材紹介会社です。設立から4年を迎え、現在ではハノイ、ホーチミン、ハイフォンの3都市にオフィスを構えており、スタッフの数も50名を超えるようになりました。各都市に日本人営業マンとベトナム人営業マンが常駐し、日系・非日系問わず営業ができること、またそのスピード感が弊社の強みとなっています。

これまでの転職事例としては、弊社Webサイトに就職者のインタビュー記事を掲載していますので、是非御覧ください。

http://jellyfishhr.jp/archives/category/interview/frontier-voice

Q3.最近のベトナムの求人トレンドについて教えてください。

製造業とIT業界の企業数が多いこともあり、必然的に当該2業界の求人が多くなっています。

製造業ですと、若手向けの営業職やシニア向けの工場管理職関連の求人が、IT業界ですと、エンジニアのバックグラウンドを有したプロジェクトマネージャーの求人が多く出てきています。また、市内だけでなく大都市郊外の開発に伴い、建設・建築業界での施工管理、設計者のニーズが高まっています。

ただ、全体で言いますと、金融、商社、物流、コンサル、旅行、ホテルなども日本人向けの求人があり、ベトナムはかなり業界は幅広いのが特徴です。

Q4.ベトナムのビザ発給状況について教えてください。

ベトナムでの就労には労働許可証の取得が必要ですが、その発給条件が以下となります。

・大学卒業以上

・3年以上の職歴を有すること

・犯罪経歴がないこと

・健康状態に問題がないこと

この4つをそれぞれ証明する書類を当局に提出し、労働許可を得ることになりますが、書類の用意が難しい場合などは専門のコンサルティング会社に相談することにより、取得できるケースもあります。

Q5.貴社の扱う求人はどんな求人が多いですか?

先述の通り、やはり製造業とIT業界の求人は多いのですが、業界は幅広くあります。職種では、営業職が圧倒的に多く、全体の5割近くを占めます。その他IT関連求人が2,5割、残りが工場管理系、事務系、サービス系の求人になります。

また、弊社の場合ですと、日系企業に限らず、ベトナム系企業、マレーシア系企業、シンガポール系企業、アメリカ系企業など、非日系の求人も一定数保有しています。非日系の会社で、現地の日系企業向けのビジネスを開始するにあたり、日本人の需要が高まっているというのが背景です。

Q6.どんな方からの登録が多いですか?

年齢層は様々ですが、特に多いのは20~30代の若手層と、50代以降のシニア層です。

若手層の男女比率で言いますと、男性よりも女性の方が少し多い傾向にあり、女性の海外志向の高さが伺えます。

Q7. ベトナムでの生活について教えてください。

外務省の統計によると、ベトナム在住日本の人数は約16,000人とされていますが、実際には2万人以上いると言われています。

特にここ数年、ベトナムで現地採用で働く若い人が増えたこともあり、ホーチミンの市内中心部を歩くと日本人とすれ違うことが多くなったように思います。ハノイ、ホーチミンの日本人街では次々と新しい飲食店ができ、日本人経営の美容院、ネイルサロンも続々とOPENするようになりました。

そのため、女性ですと、マッサージ(アロマ、タイ式、ロミロミ、スウェーディッシュなど多数)、ネイル(ジェルネイルも有り)が安価で日常的に楽しめるようになっていますし、

男性ですと、ゴルフ、ジム、テニス、プール、カラオケなどが楽しんで頂けると思います。ベトナムでは野球よりサッカーが人気のため、サッカーをされる方はアフターファイブにベトナム人とプレイすることもできます。

また、ベトナムは長距離バスの路線が非常に豊富なため、数千円で様々なエリアに旅行できるのも魅力の1つです。

Q8.現地の物価水準、治安状況について教えてください。

ベトナムの物価は日本の3分の1と言われていて、何もかもが非常に安くで手に入ります。

生産国でもあるベトナムは、アパレル工場が多くあるので、日本で購入すると1万円以上するような洋服や靴、カバンが、数千円で手に入ります。

<都市部の物価>

▽1人暮らし用アパートメント:300?450USD(広さ20?50?くらいまでの1ルーム)

▽ビール(350ml):地ビール40円(コンビニ・バックパッカー街)?220円(飲食店で飲んだ場合)

▽ミネラルウォーター(500ml):30円?35円

▽携帯電話代:1,000?1,500円(通話・通信代の合計/月、本体別)

▽タクシーの初乗り:40円?60円

▽ランチ代:130円?250円(ローカル料理)

※2017年現在の為替レートを基にしています。

Q9.現地での就業について、どんな点に注意が必要だとお考えですか?

注意すべき点として、次の2つが挙げられるかと思います。

1つは、「ベトナムで働く=ゆるく働けるではない」ということ。

「ベトナムで働く」ことを、日本より「ゆるく働ける」とお考えになる方がいらっしゃるのですが、実際はそんなことはありません。日本人を雇用するにあたり、企業はベトナム人の2?3倍以上の給与を支払います。企業は「日本人の感覚で働いてほしいから、日本人を雇う」のであって、そこを見誤ってしまうと、ベトナム人を2~3人雇う方が良いと判断されかねません。確かにベトナム人が長時間労働を敬遠するため、全体的に見ると日本で働くよりも残業は少ない印象です。しかし逆に言うと「限られた時間内で仕事を終える必要がある」ということでもあるので、その点注意が必要です。

もう1つは、「外国人としてベトナムで働いている」という意識を持つことです。

例えば、ベトナム人スタッフの考え方や彼らの背景を知ろうとせずに、頭ごなしに叱ったり指示を出すことはNG。彼らには彼らの言い分や考えがあるため、「まずは知ろう」とするヒアリングの姿勢が非常に重要です。その他、各種行政手続きで当局とやりとりをすると、必ず白黒ハッキリされない「グレーな部分」が出てきますが、これもベトナムカルチャー。

「日本だったら・・・」と比較をしてもキリがないので、あくまで「異国・異文化」にいることを忘れないことが肝要だと思います。

Q10.ベトナムで就職に向く人、向かない人を教えてください。

<ベトナム就職に向く人>

・自主性があり、自ら考え動ける人

・日本との「違い」を柔軟に受け入れられる人

・改善意識の高い人

<ベトナム就職に向かない人>

・ベトナム就職を旅行の延長線上で考えている人

・受動的な人

・日本式を押し通そうとする人

・ベトナム就職をゴールにしている人

Q11.ベトナムでの就業希望者へのアドバイスをお願いします。

ベトナムは、日系企業の進出数、国の発展度合いなどの経済指標面から、治安・食事・言語などの生活面に至るまで、総合的に見ても「日本人が働きやすい国」だと思います。

極端に言うと、例えば経済成長率が世界ナンバー1でも、治安面に不安が残るような国だと、海外就職希望者にとっては「微妙」なわけで、「働く・生活する」と考えたときにこのバランスの良さは非常に重要だと思います。

海外就職をゴールにせず、海外で何をしたいのかを明確にし、その上で国の成長と共に、「自分も成長したい」という成長意欲のある方は、是非ベトナムに飛び込んで下さい!

 

いかがでしたでしょうか?ベトナムで就職したい方も、ベトナムで現地採用を検討する企業の方も、ベトナムでの採用についてご相談があれば、ジェリーフィッシュ社に相談してはいかがでしょうか?

下記までお気軽にご相談ください。

会社名 Jellyfish HR.Co.,Ltd
ホームページURL http://jellyfishhr.jp/
問い合わせメールアドレス ?oversea_advice@jellyfishhr.com

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