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海外で働く(日本→海外) 現地採用向け情報

現地採用希望者向け 海外就職で失敗しない為に、自問すべき5つの質問と就職活動の方法

Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ

マレーシアの提携エージェントからの少し前の情報ですが、マレーシアの現地採用案件へ日本人女性からの応募が急激に増加するという現象があったようです。

マレーシアの求人に応募が殺到!? なぜ!

どうやら、テレビ番組で、マレーシアコールセンターで働く、日本人女性の特集があったとのこと。

渡航時に語学力無し、業務未経験だった20代の日本人女性が、マレーシアの日系企業で働きながら自適にのびのび暮らす、という内容で、マレーシアでの就業に興味を持った方からの問い合わせが増加したのでは?とのことでした。

マレーシアは治安もさほど悪くなく物価も安いため、海外移住や就労など、老若男女問わず人気の国です。特に現地に進出している日本企業が、現地採用で日本人を募集していますね。

マレーシア転職に魅力を感じる主な理由としては、

・比較的経験が無くても海外経験を積める。

・給与も高く、物価も安いためそこそこ(かなり!?)いい生活ができる。

・語学力を磨ける。

等があるようです。

ただ、やはり多くの募集は「現地採用」になるため、日本から渡航する方は慎重になる方も多いようです。今日は、「失敗しない海外就職の為に、自問すべき5つの質問」を用意しました。マレーシアに限らず、現地採用希望者は下記を参考に、一度自問自答してみてはいかがでしょうか?

1.現地採用希望者が自問すべき5つの質問

A. 将来的なビジョンと覚悟はあるか?

現地採用は日本では味わえない経験ができる分、待遇面ではリスクが高いケースもあるため、単純な憧れではなく、どうしてもその国で働きたい、という意思と覚悟が必要です。

海外に何を求めているのか?日本では実現できないことなのか?現地就労を通じて具体的に自分はどうなりたいか? これらを熟慮する時間は必要です。

転職エージェントなどに登録しておいて、「条件の良い案件があれば、検討しよう」という方が非常に多いのですが、明確な目的と、主体的な行動力が無ければ、海外就労で成功することは難しいでしょう。

自分のやりたいことは海外でしか実現できない。そのために清濁飲み込んでその土地で生活する、という覚悟があるかどうか、まずは自問してみましょう。

B. 様々な不平不満を織り込んで想定しているか?

現地で生活する上で、様々な想定外があるでしょう。

一例として、待遇の不満というものがあります。現地で生活していれば、日本からの駐在者とも出会う機会が多いでしょうが、日本からの駐在者は高給で高待遇というケースが多く、特に日系企業の現地採用として働く場合などでは駐在員との待遇差の不満が溜まりやすいようです。

また、待遇に限らず、現地の生活や仕事内容で「こんなはずじゃなかった」ということは少なからず出てくると思います。「様々な不平不満は織り込み済み」と言いえるよう、十分に調査、ヒヤリングをして腹を括って現地就労するようにしましょう。

C. 退職する事のデメリットを把握しているか?

日本で働いている会社を退職して海外就労するケースも多いと思いますが、会社員の間は、なかなか会社のメリットに気づきにくいものです。

社会保険(年金や健康保険)など、会社が負担している割合もあり、現在の安定や福利厚生や保証を捨てて渡航することになりますが、そのあたりも把握しておく必要があります。

また、会社を退職する場合、現在の仕事に対する不満があって、往々にして「辞める」ことが目的になっているケースもあります。

転職に何を求めているのか、海外就労することで、その課題は解決されるのか、などの問いにも明確な答えが必要になるでしょう。

D. 退職後の金銭的な余裕はあるか?

ベストは転職先が確定した状態で退職することですが、海外就労の場合、転職活動に時間とお金がかかるケースがあります。在職中に転職先を決定させることはなかなか難しいのではないでしょうか。

当然ですが、退職後の金銭的な余裕や、転職までの計画が重要になります。無謀な退職はリスクが高いでしょう。

E. 自分は企業が求める人材になり得るか?(語学力、技術など)

就職は、相手(企業)からのオファーあっての話です。自分は企業が求める人材になり得るかどうか、自問する必要があります。

特に現地採用の場合、競合する候補者は日本人とは限らないというケースもあるでしょう。競合する候補者と比べても、自分のスキルや経験を企業は欲すると考える場合は挑戦してみる価値はあるでしょう。

2.失敗しない海外就職の為の就職/転職活動の方法

上記を参考に自問してみて、納得できれば 即行動!ですが、海外就職を目指す場合の就職活動にも、ポイントがあります。失敗しない海外就職のコツですが、

まずは現地に行って、就職活動をする!

これに尽きると思います。まずは希望の渡航先に旅行して3週間程度滞在してみる事をお勧めます。

就職活動の滞在と割り切って、滞在している間に面接を5件設定する、エージェントに5社登録するなど、目標をもって動いてみましょう。

現地での就活が効果的な理由としては

・現地の方が求人情報が多い

・応募から面接までの日程が早い。担当者と直接会って話ができる

・本気度を見せる事ができる などのメリットがあります。

更に、短期間とはいえ、実際の海外生活を送る中で、予想外なことや、期待通りのことなど、いろいろ感じる事もあるでしょう。いきなり海外での就業を目指すよりも、まずは現地で生活をしてみて、現地の空気を感じることも重要です。

合わせて、積極的に現地に住む日本人などとコンタクトをとり、実際の生活者の生の声を聴くことです。

では、どうやって生活者の生の声を聞けばよいでしょうか?

現地の知人や友人の伝手を頼って行ってもいいでしょうし、日本食レストランなど、日本人が集まる場所で、いきなりインタビューするのも手です。海外就職は、あなたの一生を左右するかもしれない、大きな経験になります。

勇気を出して、自分が不安に思うことは恥ずかしがらずに聞いてみてください。もしかすると、それくらいの行動力が無ければ、海外でもやっていけないかもしれません、

また、渡航していろいろトライする中で感じることもあると思います。現地で就職活動を頑張ることで満足したとか、やはりどうしても就職したい、と思うのか。それは現地で動いてみて、初めてわかる貴重な気付きです。本当に自分に合っているか、自分が何を求めているのか、まずは現地に行ってみることをお勧めします。

3.海外就職を実現した人の生の声

最後に、実際の海外就職経験者の声をお届けします。

▼海外就職をして良かった点

・語学力の上達や、仕事の進め方等、グローバルな仕事力が付いていると実感できる。 日本のように閉塞感を感じない。環境が新鮮で生き生きと働ける。(営業事務・31歳女性)

・一生忘れられない経験ができている。人生に1度くらいは海外で仕事をしてみるべき。(サービス業・23歳女性)

・帰国後の転職がスムーズに決まった。転職の為のスキルアップにつながった。(営業・26歳男性)

▼海外就職をして気付いたデメリット

・海外は旅行で行くから楽しいのであって、仕事や生活をするのは非常に大変。(販売・28歳女性)

・現地採用では給与が安い場合が多い。日本の社会保険・年金等の自己管理が大変。(ソフトウェア・33歳男性)

・駐在員との待遇差が大きい。不満がたまりやすい。(営業・26歳男性)

・将来的なキャリアプランが考えづらい、食事や生活習慣に馴染めず、日本の住みやすさを改めて実感した。(総務人事・29歳男性)

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?やっぱり海外就職したい!と思いましたか?まずは何より動き出すことが一番大事です。悩んだらGO!でいいと思います。挑戦できるのは今しかありません。みなさんが、悔いの無い選択をされることを願っています。

それでは!

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