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【海外就職の失敗談】これだけは避けたい履歴書の書き方と面接対応

Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ

日本企業から海外留学ゼロの私が海外転職した実体験を元に今回は『これだけはやってはいけない海外転職マナー』についてお話し致します。

海外の常識と日本の常識は180℃違うことが多々あります。日本では常識だったことが逆に失礼なことになってしまうことがあります。

私自身が実際に【失敗してしまった】と感じた実体験を軸に日本人なら誰しもがこの間違えを起こしてしまいそうな事柄を転職活動の時制に合わせて【履歴書の書き方】【面接での対応】【出勤してから】の順で紹介致します。

この記事を参考にご自身で海外転職活動をする際に失敗しないよう意識し、事前に準備をしておくことがオススメです。

1. 履歴書の書き方

英文履歴書であっても、そうでない言語だとしても「シンプルイズザベスト」です。これに尽きます。

もしご自身で日本語で作成した文章を翻訳依頼して英文履歴書を作成するならなおさらシンプルに文章を書く必要があります。日本語の言い回しはとても周りくどくと感じられてしまうことが多く、世界中を見渡してもこのような表現をする民族は稀だそうです。

これをそのまま翻訳してしまうと結局採用担当者に「何が言いたいのかわからない」と感じられてしまうのがオチです。これだといくら完璧な翻訳英文履歴書を用意できたとしても書類通過が通りません。

海外で就きたいと思っている職種に関係ない経歴に触れる必要はなく、自己PR文で希望する職種に関係ない経歴を絡めて書くと印象を悪く与えてしまいます。

ポイント

たくさんの経歴があった方がいいと思いたくさん書きすぎるとかえってマイナスです。

アメリカ系の会社で働く友人の履歴書を見せてもらったことがあるのですが、想像を絶するほどシンプルかつ短文で自分は会社のために◯◯ができます!とはっきり書いてありました。

英文履歴書はシンプルかつ会社のために何が出来るのか明確にコミットすることが重要です。

2. 面接での対応

履歴書が通過すると続いては日本人が一番苦手な面接です。

でも心配することは何もありません!英語もしくはその国の言語が得意ではないと悩むことは必要ではありません。

なぜなら私たちは【外国人】だからです。外国人なので企業側もうまく話せることは期待していません。

それよりも会社にとって何が貢献出来るのか?どれくらい自分は会社にとって必要な人材なのか。希少価値がある人材なんだと思わせることが大事で、自分を過大評価して自信を持って話すことが何よりも重要です。

日本人はこれがどうしても苦手です。私も自分を過大評価して自信を持って話すことができなくて苦労しました。訓練と練習の繰り返しで克服することは可能です。私もネイティブスピーカーと特訓を重ねて徐々に克服していきました。

日本人の感覚だと「何?この人。。。自分に自信ありすぎでなんなの!」って思われるくらい【自分がすごい人間なんだぞ】と言わんばかりの表現を使うとより好感をもってもらえます。

日本人特有の謙遜はかえって悪い印象を与えますので気をつけましょう。

と言うものの染み付いた文化はすぐには変えることが出来ないので日頃からいつ海外企業と面接になってもいいように事前に練習が必須です。時間もかける必要がありますが慣れれば無意識のうちの海外企業がどう話せば好感もってくれるか感覚でわかってきます。

練習する際の面接官は出来れば日本人ではない方がよく、もし周りに該当するネイティブスピーカー人材がなければ、練習期間の間だけでもオンライン英会話などを活用して先生を面接官役にして特訓すると効果的です。

3. 出勤してから

私は海外転職を果たしてから辞めるまで長期間に渡って苦労したことがあります。それは日本人特有の遠回しな言い回しを改善させること。

これ結局染み付いてしまっていて言語が変わったからといってその癖が抜けなくて、何度も上司に「何が言いたいのかわからない」と怒られていました。

そこで生み出した裏技を披露します。海外生活を幼い頃からしている人や留学経験がある人であれば現地の方の感覚が身についているので、私が使っていた裏技は必要ないと思うのですが、身体に日本特有の文化が染み付いてしまっている人には同じ方法がおすすめです。

その裏技とは。。。

一旦いつもどおり日本語で伝えたいことを考える
→ それをさらに一旦頭の中で日本語で変換し整理する
→ これは簡潔に言うと何を伝えたいだと考える
→ そうすると頭の中でシンプルな表現に日本語で変換される
→ それをその現地の言葉で訳す
→ それからから伝える

この行程を一瞬の間に思考回路を張り巡らせて考えます。

これを繰り返していたら自然とダイレクトな表現が出来るように変わることができました。

実は日本語より外国語の方が簡単な言語なことが多く、翻訳文がわからなくて調べてると「なんだ、、、こんな簡単なことだったのか」となることが多々あります。

ですので、この技が身につけば簡単な外国語だけで伝えたいことが出来るようになるので苦手意識がある外国語も随分話すのが楽に感じるようになります。

4.まとめ

中々日本人としての習性が身についてしまっていると難しいことそれが「シンプル」にすること。これが想像を超えてすごく難しいのです。

全章を通してお分かりだと思うのですが、海外転職で一番の失敗は【日本特有の表現】を使ってしまうことです。これは本当に嫌がれるので意識して直すほか道はありません。

日本に帰国すると主張が激しくなったね。とか気が強くなったね。と言われるくらい海外では表現の強さが求められます。

日本にいる時からこのことを心がけていれば転職先が海外であっても問題なくなります。この自己表現がシンプルかつ強くなると自分のしたいことやわかってもらいたいことが相手に直球に伝えられるようになるので、日本の生活で毎日もどかしい気持ちを抱いて同僚や上司と接して結果的にストレスになっていたのが今では逆に不思議なことだと感じるようになりました。

自己表現することは自分にとってもプラスなことが多いので、周りに遠慮することなく自分の主張は通せる人間になりましょう!得が増えます。

この記事を書いた人 nsaonfeさん

日本国内になるごく平凡な4大(文系)を卒業後、ファッション業界に入社PR担当として8年経験を積み、その後海外転職開始し、東アジアにあるITベンチャー企業へ入社。
移住をきっかけにファッション業界からIT業界へ移行し、その魅力に気づき次なるキャリアップとして欧州諸国を移住地に決定。
現在はヨーロッパにある国で英語学習をしながら海外企業から海外企業への転職活動中!

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