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海外駐在は転職に有利?駐在経験者の転職市場価値を考える

Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ

海外駐在を経験した、あるいは現在、駐在中の方は、「この経験って有利なのか」「どれくらいの市場価値があるのか」ということを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

海外駐在中に転職を考えた際には、「そんなに数は多くないから、それなりに有利なのでは」とか、「かえって日本のビジネスから離れたら不利なのでは」とか、考えてしまったりとかする方も多いと思います。

今回は、「海外駐在を経験した方に、転職市場で価値はあるのか」をお伝えします。

 

海外駐在の経験は、間違いなく転職で有利

海外駐在員を経験することは、果たしてキャリア形成に有利に働くのか、また、海外駐在したことで自分の市場価値はあるのでしょうか。

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

ポイント

結論から申しますと、海外駐在の経験は、付加価値が高く、キャリア形成や転職でも間違いなく有利になります。

では、海外駐在経験者の市場価値の有利な、その理由について、ご紹介します。

海外駐在者の絶対数が少ない

海外駐在員は実際、どれくらいいるのでしょうか。

外務省のデータによれば、現在およそ27万人が海外赴任中のようです。(2017年10月時点・帯同家族を除く)

日本の就労人口は、約5872万人ですので、就労人口に対してわずかに0.46%です。

もちろん帰任している方も多いですが、それでも海外駐在員の希少価値が高いということが言えます。

グローバルな経験が評価される

語学力

世界の共通言語である英語にのみならず、赴任する国の言語も日常会話レベルまで学ぶこともでき、それらは大きな武器となります。

実際のリズムが大切な交渉や提案の場では、やはり語学力が求められるのです。

異文化コミュニケーション力

国や地域にもよりますが、仕事への価値観や市政、考え方は驚くほど違い、日本の常識が必ずしも通用しません。

それらの背景となる宗教・慣習・習慣の違いをいかに認識し、対応することが重要です。

このような異文化コミュニケーション力は、将来、海外赴任するだけでなく、内なるグローバル化の進展に伴い、日本で働く外国人とのコミュニケーションにも役立ちます。

マインドの強さが評価される

平たく言えば、根性がある、と言い換えても良いでしょう。

見知らぬ土地で、言葉も分からず、普通に生活することすら大変な環境の中で、一人あるいは家族を守りながら、仕事で成果を出すというのは、かなりパワーを要します。

特に赴任した直後には、仕事も大変な上に、プライベートでは配偶者や子供が慣れない土地での生活に精神的に辛かったりすることもあります。

そのような苦労や逆境を乗り越えることは、精神力を強くするだけでなく、人間も大きく成長します。

海外でやり抜いた人=マインドが強いというように評価されることが多いです。

膨大な業務をこなすスキル・マネジメントスキルが身につく

海外勤務をすると、間違いなく日本にいたときの23倍の業務をこなすことになります

複数の役割を同時にこなすことが求められるからです。

例えば、営業職として赴任したとしても、貿易実務や物流管理(ロジスティクス)も兼任する、経理業務の一部も兼任するといったことが普通になってきます。

現地法人の経理管理を担うことも珍しくなく、そうなると、あらゆる業務をカバーすることが求められます。

こういった現地での業務に加えて、日本法人との連絡手段としての役割も求められ、日本人駐在員が数人といった会社だと、本社が関係している業務が全て回ってきます。

ポイント

業務負担が非常に増えますが、それだけに効率よく仕事をこなすスキルを身につけざるを得なくなり結果的に実務能力を鍛える良い機会となります。

また、海外駐在員ともなれば、ただ実務をこなしていればいいというわけにはいきません。

十中八九、現地スタッフの管理を任されることになります。

そのため、海外勤務イコール管理職になると考えてください。

日本でマネジメントの経験がなかったとしても、否応なく管理者のポジションに座らされます。

これは見方を変えれば、マネジメントスキルを磨くチャンスをもらえるとも考えられます。

それだけに、海外勤務を通じて、現地スタッフを管理するスキルを身に着けることができれば大きな武器となります。

その土地(国)に合ったマネジメントができる柔軟性を身に着けているため、仮に日本に帰国したとしても、すぐに日本人に合った管理手法を理解して実行することができます。

結果=人材としての価値が高くなる

ビジネスマンとしての実力が高くなるので、転職市場においても高く評価されることになります。

特に、海外駐在員を求める企業からすれば、駐在経験者は、のどから手が出るほど欲しい人材であり、かなりの好条件を提示する可能性が大です。

ヘッドハンティングを受けることも珍しくなくなってくるでしょう。

これは良い職場に移るチャンスが増えることを意味するため、キャリアアップのスピードが速くなるのは確実です。

なお、下記のような、ヘッドハンターから直接スカウトが届く転職サービスもあります。

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まとめ

いかがでしたか。

ここまで、海外駐在経験者の転職価値をご紹介しました。

人間は、より厳しい環境に身を置いた方が成長します。

そういった意味でで、キャリアアップを目指すのであれば、海外駐在は経験しておいて損はありません。

チャンスがあるのであれば、海外在住経験者はお話ししたように市場価値も高いので、是非、前向きに考えてみるのもいいのではないでしょうか。

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