Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
ロンドンで現地英語に馴染む方法
駐在員やそのご家族にとって日本以外の国に長期間住むにあたり、一番気になるのが言語かと思います。その国の言葉を話せなければ、現地の人々とコミュニケーションが取れない、問題が起こった時にどうしよう、と不安になることもあるのではないでしょうか。
英語が母国語であるアメリカ、イギリスに駐在が決まったともなれば構えるのが当然、留学経験者であってもリスニングすら手こずる方が続出します。
どこの国でもグローバル化が進んでおり、世界各国の都市に様々な人種が集まるため、片言でも通じることがありますが、現地の人々が求める英語力はやはりレベルが高いのがイギリスです。
決して完璧な英語をマスターできなくても、コツをつかめば現地の人はもとよりさまざまな国の人々とより滑らかなコミュニケーションをとることが可能です。
そこで、今回は会社がサポートしてくれるような英会話学校以外で、英語を使い、学ぶきっかけとなる方法をお教えいたします。
その1. Meetupを活用する
Meetupとは、アメリカ発の、同じ趣味や興味を持った人と出会えるソーシャルネットワーキングサイトです。
MEETUP https://www.meetup.com/ja-JP/
その分野のバラエティは豊富でテニス、サッカーなどのスポーツ系から、日本文化や手芸に興味がある人々が集まるページもあり、皆さまの興味がある項目がきっと見つかるはずです。
土地柄、各グループには旅行者が参加することもありますが、大体の参加者は地元に在住している人々が多いのも魅力の一つです。
日本語と英語のエクスチェンジができるグループもあるので、初めから英語が流暢な人々の中に飛び込むのが不安であれば、日本語や日本に理解のある方々と共に英語を勉強させてもらい、慣れてきた時点で他のグループへと参加してみるのもいいかもしれません。
英語に自信がなくても、勇気のある方は生け花や日本食など、ご自身の趣味を生かしてグループを作成してみてはいかがでしょうか。
その2. Sands Films- Free Movieへ行ってみる
ロンドンでは何をするにもお金がかかりますが、ロンドン東部Rotherhithe駅の近くにあるこちらのスタジオでは毎週火曜日がフリーシネマナイトで、無料で映画を観ることができます。
小さなスタジオ内で椅子を並べ、和やかな雰囲気の中上映される映画は、大きな映画館で観ることができるようなハリウッド映画ではなく、ドキュメンタリーが多いため日常的に使われる英語が耳に入ってきます。正直、理解することが難しい作品もあると思います。
しかし、通常の駐在生活ではあまり味わうことができない、ローカルな感覚が身に付き、現地のコミュニケーションの仕方や日本人以外の人種の理解を深めることができるきっかけになると思います。予約必須です。
その3. Pub Quizで遊ぶ
イギリスで働く駐在員の方はブリティッシュパブに足を運ぶ機会がたくさんあるかと思いますが、駐在妻の皆さまには少し敷居が高いのでは、と思われる夜のパブ。
実のところ場所によっては子供も参加することもあり、意外にも、とてもフレンドリーな雰囲気です。 イギリスではほとんどのパブが週や月に一度パブクイズの日を設けており、お酒を交わしながら時事ニュースや歴史、ゴシップ、音楽について現地の人々とクイズ対戦ができます。
始めはクイズに答えられる機会は少ないかもしれませんが、クイズの問題から現地の人々が興味のある話題を知ることができますし、周りにいるお客さんと相談し合ったり、仲良くなれるきっかけになるチャンスでありふれています。
なにより、お酒が入ったイギリス人は、日本人と似ておりとても明るくてフレンドリーです。
駐在で海外に住む場合は皆さまが学生ではないため、友達を作ったり、現地の人々とコミュニケーションをとる機会が少なく、英語に触れる機会も自ら作り出す必要があるかと思います。
日本人コミュニティー内だけで生活していると気付かないことや知らないことも、現地の人々の輪の中に入ると自然に身に付けることができます。限られた時間の海外生活、現地でしか味わえない経験をし、新しい感覚を身につけられるといいのではないでしょうか。
以上、ロンドンでの英語上達の参考になれば幸いです。