Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
2016年に邦人男性が殺害被害にあっているコロンビア。
危険なイメージをもつ人が多いと思いますが、安全に過ごすためにはどんな点に留意すればよいでしょうか?
今回は、現地在住のgrgreさんに、ボコタの情勢を記事にして頂きました。
1.コロンビアの治安 最新情勢
2016年以降は、邦人の殺害例は見当たりません。
しかし、スリや置き引き、強盗等の被害は受けているそうです。
コロンビアの国防省の発表では、2018年1月から10月までの殺人事件被害者数は、人口10万人当たり21.2人だったとのこと。
2008年比で41.6%減少しており、過去10年で最も低い水準と言えます。
コロンビアの首都ボゴダは、普通に過ごしていると一見、とても平和で陽気な雰囲気です。
魅力的な観光エリアもあり、ぜひ最低限の対策を行って、楽しく滞在してください。
2.スリに合いそうになっても、抵抗しない
コロンビアだけでなく、南米エリアでは特に、スリや強盗に合いそうになっても、絶対に抵抗しないでください。
自分の貴重品は、誰でも取られたくはないものです。
しかし、コロンビアでは抵抗すると命まで奪われてしまうケースがあります。
そのため、抵抗したい気持ちを抑えて、大人しく物を渡してください。
ダミーの貴重品を携帯していて、遠くに投げて取りに行かせるというテクニックもありますが、慣れている人以外あまりお勧めしません。
(※2016年に被害に遭われた邦人の方も、強盗に抵抗した結果殺害されてしまったそうです。)
3.危険なエリアを確認しておく
コロンビアのボゴダは、特に平和なエリアと危険なエリアで分かれています。
危険なエリアは昼間の大通りであっても、現地人が「絶対に行くな」というほど。
一般的には北部が安全で、チャピネロから旧市街(ラ・カンデラリア)までに行く大通りが危険です。
しかし、動向は変化するので、近くの現地人やホテルのスタッフ等に確認をとって移動してください。
また、コロンビアに限りませんが、危険エリアは夜が特に危険です。夜に1人で細い路地に入るというような、明らかに危ない行動は避けましょう。
4.ドラッグの誘いに乗らない
コロンビアでは、ドラッグを売ろうとしてくる人が多く見受けられます。
近づかなければ、向こうから何か直接危害を加えてくることは、ほとんどありませんが、仲良くなってから巧みに誘ってくるパターンもあるので、安易に信頼しすぎない方が良いでしょう。
また、稀に飲み物の中に睡眠薬を盛られるというケースもあります。特に現地で仲良くなった人の自宅に遊びに行くことになった時は、ドリンクを注ぐ際に、他の人と同じものを出してくれているか確認しておきましょう。
5.ボゴダ在住の人や日本人宿で情報をもらう
本当に心配な方は、ボゴダ在住の日本人、もしくは日本に住んでいたことのあるコロンビア人と繋がっておきましょう。
ボゴダには日本人宿や、日本語学校がいくつかあるので、一度訪れれば、歓迎してくれますし、現地の情報を丁寧に教えてくれます。
https://www.booking.com/hotel/co/tadaima-hostel-bogota.ja.html
http://www.bogotaacj.com/company.html
現地に行かれる際は、最新の情報を集めつつ、最低限の対策をして、楽しく滞在してください。