Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
グリーンカード取得ができて、就労許可が下りれば、アメリカで様々な職業に就くことが可能になります。
アメリカでは、日本でいう正社員での雇用形態はフルタイムと言われ、アルバイトやパートでの雇用形態のことはパートタイムと言われます。
福利厚生は各企業によって様々ですが、フルタイムよりパートタイムのほうが福利厚生の受益範囲が狭くなることが一般的です。
ただし、1日にある程度短い時間だけ働くパートタイムは、お給料は少ないかもしれませんが、プライベートを充実させることが可能です。
パートタイムでお仕事をしている時間もお気楽なものになれば、ずっと楽しい時間を過ごしていられるという夢のような生活を送ることができるかもしれません。
ここからはグリーンカードと労働許可を取得したあと、お気楽なパートタイムの仕事を見つける方法について解説していきます。
1.グリーンカードとは
グリーンカードとは外国籍保有者が取得する永住権です。
取得するとカードを取得することになるのですが、その色が緑色という理由からグリーンカードと言われるようになりました。
ほかのカテゴリのビザ所有者は目的がはっきりしており、学生や駐在、特殊技能保有や芸能など、米国滞在の目的が制限されているのに対し、グリーンカード保有者にはその制限がありません。
また、アメリカへの入国審査も格段にラクになりますし、生活面でいえば運転免許証の有効期限や有期の滞在の制約なども、ほかのビザ所有者より長期になり、何度も更新に行く手間が省けます。
ここでよくある誤解ですが、グリーンカードを取得したからといって日本を捨てて、アメリカ人になるわけではありません。
ただし、アメリカでの選挙権は無く、政治には参加ができません。
また、1年のうち、
半年以上アメリカ国外に滞在してしまうと権利が取り消されてしまいますので注意が必要です。
2.グリーンカード取得について
期限が2年と10年、2種類あり、前者は現地の人との婚姻により取得した場合の初回に発給されます(以後10年)。
後者は雇用者によるサポートを受けて取得した場合に分けられます。
また、もうひとつ10年のグリーンカードを取得できる方法として、移民多様化ビザプログラム、通称DVプログラムという制度があります。
わかりやすく言えば、宝くじのようなもので、申請した人の中から抽選でグリーンカードを発行してもらえる権利が当たる、といったものです。
取得するしないに関わらず、簡単に結婚などは決まりませんし、また、雇用を通じての申請にも膨大な書類提出が必要なるなど、かなりの時間がかかります。
DVプログラムでの当選が意外と近道なのですが、そこはあなたの運次第。1回で当選してしまう人もいれば、何年も当選しない人もいます。
3.取得後の労働について
欲しい人は喉から手が出るほど欲しいグリーンカード。
労働許可証が届いたら、米国での就労が可能になります。
グリーンカード取得者は職業選択の自由を手に入れることができる為、転職も自由にできます。
労働の種類も、日本でいうところの正社員、アルバイト、経済的に余裕があれば働かないという選択肢も、いずれも自由です。
アメリカでキャリアを確立したい人は会社を設立することもできますので、職業においては政治を除いて自由といっても過言ではありません。
4.お気楽なパートを見つける方法
さて、自由を手に入れたといっても、ほとんどの人は仕事をしないと生きていけません。
または、経済的には裕福でも、地域との交流や、情報の入手などを目的として、ほとんどの人は何かしら仕事をすることになります。
ここからは仕事を見つける中でもお気楽なパートを見つける方法について少しお話していきます。楽な仕事はなかなか無いものですが、お気楽な仕事は隠れていて、転職市場には出てきません。
キーワードはズバリ、人脈です。観光客向けの小売店や比較的小さなレストラン、またお家の掃除などの仕事などは、日本人向けのお気楽でユルい感じのお仕事が眠っています。
オーナーの中には労働力は欲しいものの、現地スタッフを雇うと、時間にルーズだったり、ひどいときにはレストランの食べ物を勝手に食べちゃう人もいたりします。
その点、日本人は子供のころからきちんと教育を受けており、基本的に時間も約束も守るというイメージがあります。普通にやっていれば、お気楽に楽しんで仕事をしていても喜ばれることでしょう。
また、アメリカはプライベートファースト、ワークセカンドのマインドが浸透しています。
体調がすぐれなかったり、家族行事があったり、子供が熱を出したなんていう場合に仕事に来る人はクレイジーだと言われます。人脈をたどり、自分の状況を伝えやすいオーナーとの出会いがお気楽なパートとの出会いを引き寄せるはずです。
まとめ
グリーンカードの取得は険しい道のりですが、いざ取得してしまえばアメリカで自由を手に入れることが可能になります。
運に任せる方法もありますが、どうしても取得したい人はじっくりと時間をかけるプランも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
そして、お気楽なパートを見つけるには、ごく稀に転職市場で見つかることもあるかもしれませんが、ズバリ人脈がものを言います。
日本でもアメリカでも、相手を大切にする心を忘れず、積極的にご縁をつくといいでしょう。
お気楽なパートを見つけることができれば、日本のようなストレスを感じることなく、プライベートを満喫しながら好みのライフスタイルを手に入れることができるかもしれません。
幸運をお祈りしています。