Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
先日(といってもしばらく前ですが)アメリカの西海岸に旅行に行ってきました!西海岸のバーガーチェーンのカールズジュニアって美味いですよね。毎日ジャンクフードが食べられるなんて夢の様です。
そんなアメリカ人の暮らしを見ていると、自由を満喫しているようで、アメリカで暮らしてみたくなりますよね。きっと、たくさんの苦労もあるでしょうが、アメリカで生活する為の仕事はどうやって探せばいいのでしょうか?どんな課題があるのでしょうか?
今日はそんなアメリカで働く方法を、お話したいと思います。
目次
1.ビザのハードル
まず、アメリカに限らず、海外で外国人が働く場合は、その国のワークパーミット(就労ビザ)が必要になります。
例えば、アメリカで働く日本人もそうですし、シンガポールで働くタイ人など、その国以外の外国人が働く場合は、その国の政府の許可が必要という訳です。
理由としては、自国民の雇用機会が外国人に奪われることの無いようにするためです。その為、各国とも就労ビザの取得には、大変厳しい制限がかけられております。
実はアメリカはこの就労ビザのハードルが非常に高いことで有名です。
ビザの取得には、就業先企業に「この人は得がたいスキルがあるから是非ビザを出して欲しい」とアメリカ政府に要請(ジョブオファー)を出してもらう必要があります。ビザ申請の要件には学歴、語学力、就職する仕事の給与など、いくつもの条件があります。(結構 学歴も重視される様です。)
なお、ビザが出るまでの数ヶ月の期間(場合によってはそれ以上)は、アメリカで働くことはできないため、雇用側が採用の決定をしてから、その社員が働き始めるまでにずいぶん時間が経ってしまいます。更に、このビザ申請プロセスは費用も時間もかかるため、雇用する企業にとっても大きな負担になります。
このように、アメリカでの就労にはビザの面で高いハードルがあるため、日本人を募集する求人数も、アジアに比べれば少なくなってしまうという現実があります。
そんな中でも、アメリカでの就労を実現している人もたくさんいます。それでは、アメリカで働くための主な方法をご紹介します。
2.アメリカで働くための4つの方法
A:インターンシップを利用して、そのまま海外企業に就職
とにかくアメリカで働きたい方におススメなのが、インターンシッププログラムを利用してアメリカで働く事です。アメリカで働くためのビザがいくつかあり、就労ビザほどハードルが高くないのがインターンビザ(J-1)になります。J-1ビザの場合も、インターン受け入れ機関が発行する「プログラム参加資格証明書」が必要になります。
インターン期間中に仕事振りを認めてもらえれば、就職先の会社に本格的に就労ビザをスポンサーしてもらうこともできるかもしれません。
ただ、インターンはどちらかというと、現地の生活を「体験する」ことに重きが置かれている気がします。仕事と言っても、ボランティアのようなものもあり、本格的な就労とは異なる場合も多いです。なお、インターンシッププログラムに参加する場合は、インターンプログラムを提供するエージェントがいます。エージェント選びも重要ですので、しっかり納得できる斡旋会社を選んでください。
▼アメリカインターンシップのメリット
・就労先は多数あり、希望に合った仕事が見つかる可能性も高い
・海外勤務未経験者など、語学を勉強しながら勤務できる。
・エージェント等による就労までのサポートが受けられる。
▼アメリカインターンシップのデメリット
・ビザ発給などの面で、多くの費用がかかる
・報酬が少ない場合が多い
・インターン期間中に正規社員としての就業先が必ず見つかるとは限らない
B:留学して、アメリカの大学を卒業する
学生ビザ(F-1)、専門学校留学生ビザ(M-1)など、現地の大学を出る、留学するというのも一つの手です。
現地の大学に入学・・というと時間とお金はかかりますが、結局のところ就職には語学力や学力が必要になりますので、この方法も検討の余地がありそうです。具体的には、大学を卒業する際に、そのまま就労可能なビザが発行されることがあります。この辺りは入学する際によく確認しておく必要があります。
留学先の学校を探すならお勧めのサービスがあります。
アブログ https://ablogg.jp/
このサイトでは、留学エージェントに余分なマージンを払うことなく、現地留学の選定、手続きが可能です。
C:現地の企業に就職(現地採用)
インターンを利用せず、系企業の海外支社や現地企業に入社する方法もあります。前述の通り、ビザを得るには雇用主の保証が必要なので、雇用主が「この人材を欲しい!」と思うようなスキルや語学力、経験が、特に求められる方法になります。この場合、まずは現地へ渡って、まずは雇い主を見つける必要があります。アジアなどに比べて、ハードルは高くなりますが、行動力とスキル、経験のある方にはお勧めの方法かもしれません。
また、そのような方であれば、アメリカの転職エージェント(人材紹介会社)への登録をお勧めします。日本人を求める企業の求人をいくつか紹介してもらえるかもしれません。
D:日本企業からの出向、転籍等
アメリカに支社のある企業に就職し、駐在員としてアメリカ現地法人へ赴任する方法です。キャリアが安定し、米国生活を経験できるというメリットがあります。いつかはアメリカで働いてみたい、という方であれば、米国赴任を人事に伝える、などの方法が現実的でしょう。現地に永住したい、というわけでないのなら、日本企業に勤めて米国赴任するという方法が一番近道のような気がします。
3.まとめ
今回のまとめとして、
アメリカ就労の最大のハードルはビザ!
ということですね。
米国のビザは条件に合わない場合は、ドラスティックに却下されます。主に学歴、経験、語学力、アメリカでの職務条件など厳しくチェックされます。
前述のとおり、最近はアメリカに限らず、アジアでもビザ要件が厳しくなっていますので、仮に現地での就職先が決まったとしても、ビザが下りるまで、気を抜かないことが重要です。ビザが下りずに働けなかったという方はたくさんいらっしゃいます。
その為、応募する前に自分がその国の就労ビザの要件に合致するか、確認する必要もあります。それでも、最終的なビザの可否の判断は、その国の当局の判断に従うことになります。
ビザは大変シビアなものなのですね。。。
とはいえ、希望される方は諦めず、是非トライしてみてくださいね!