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【マレーシア】クアラルンプールの病院事情 日本人通訳付きで安心な病院など通院の方法解説

Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ

海外赴任先で病気になったらどうしよう・・・

初めて海外生活をする人にとっては不安の種だと思いますが、マレーシアの場合は心配には及びません。

point

日本人通訳がいるからです。しかも無料で利用することができます。

もちろん、日本人通訳がいる病院といない病院がありますので、赴任先の病院を下調べする必要はありますが、基本的にクアラルンプール周辺の大きな病院では大抵通訳の方がいますので、安心して通院することができます。

この記事では、どうやって日本語通訳を利用するか、また保険などの申請で必要な書類なども併せてご紹介します。

 Sunway Medical Centre

1.日本人通訳をどうやって探す?

日本語で対応できる病院は、マレーシア日本大使館のウェブサイトに掲載されています。

マレーシア日本大使館 病院リスト

このサイトでは日本語対応の電話番号が記載されていますので、そちらに電話して予約することができます。

もしくは、会社が契約している海旅保険のコールセンターでも病院の予約が可能です。

自分の居場所や、症状、通訳の希望等を伝えることで、保険会社と提携する病院を予約・予約をしてくれます。更にキャッシュレスで治療を受けられます。

なお、病院によっては日本語で閲覧できるウェブページも用意されています。予約時に名前と電話番号と症状を伝えると、大まかな料金や担当する医師の名前、行くべき病室を教えてもらえます。

マレーシアは祝日が多い国で、州によっても祝日が異なります。ある州が祝日で日本人通訳と連絡をとれなくても、別の州の病院の日本語対応番号に電話するとつながるというケースもありますので、つながらない場合は数件電話してみると良いでしょう。

 Sunway Medical Centre-1

2.病院に着いたら何をする?

 Sunway Medical Centre-2

予約時に指示された病室に行ったら、簡単な英語で名前と予約している旨を伝えます。

「通訳は必要ですか」と質問されるかもしれませんが、「Yes!」と答えれば通訳の人と連絡を取ってくれます。

日本人の通訳の方が来られたら、診察から会計までどういう流れで進むかを聞いておくと良いでしょう。

診察が始まると、先生が英語で質問して症状を聞いてくれます。通訳の人を介して症状を伝えましょう。

通訳の人を煩わせないようにと、必要最小限の事しか伝えないと、正確な診断をしてもらえませんので、ためらわずに気になることを通訳の人に伝えましょう。

病院にもよると思いますが、わたしが行った病院では、基本的には初診料を含む診察料があらかじめ決められていて、レントゲン検査や血液検査の必要が生じた場合は追加料金となる仕組みでした。

料金は各クリニックの場所で支払います。

参考

診察料は最初に行ったクリニックで、その後レントゲン検査や血液検査を受ける場合は、その検査の受付時に支払います。

クレジットカードも使えるので安心です。通院が必要になった場合は、電話やメールでその後も通訳の人と連絡をとることができます。

 Subang Jaya Medical Centre

3.海外旅行傷害保険と、健保請求について

上記の治療費は、海外旅行傷害保険に請求が可能です。(保険適用の事案のみ)

更に、保険会社の提携病院であれば、ご自身の立て替えなく、キャッシュレスで治療が受けられます。海旅保険は、ほとんどの企業が、会社負担で出張者や駐在者の保険を掛けているのではないでしょうか。

ココに注意

自社がどの保険に加入していて、どんな補償内容なのか、限度額はいくらなのかは、出張者であれば、総務や人事に一度は確認すべき事項でしょう!

健保請求の方法

なお、保険が使えない場合や、保険を掛けていない場合は、現地でかかった治療費を、あとから日本の健康保険を使って払い戻し請求することができます。

その際に、下記の通り、医師のサインが必要な書類があります。

サインが必要なのは「診療内容明細書(様式A)」と「領収明細書(様式B)」です。書類のダウンロードと詳しい情報は全国健康保険協会のサイトにあります。前もって印刷してから病院に行きましょう。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3120/r138

それぞれの書類は、医師が記入するページと邦訳のページに分かれています。診察時に医師が記入してサインする一枚目の書類を渡しましょう。

参考

邦訳のページは通訳の方に書いてもらうのかと思っていたのですが、聞いてみるとこの邦訳を書くのは別料金だそうで、自分で記入して良いそうです。

わたしの時に担当してくださった方は良心的で、邦訳を口頭で教えてくれましたのでそれを記入することができました。「翻訳者」の欄には自分の住所と氏名と電話番号を記入します。

日本に帰国した際、加入する健康保険組合や市役所でこれらの書類と、実際に病院で受け取った領収書を提出し、海外療養費の払い戻しを申請しましょう。

  Subang Jaya Medical Centre

まとめ

日本人通訳のいる病院はいくつかありますので、海旅保険のコールセンターで確認するか、大使館のサイトから検索して電話しましょう。

病院に着いたら受付に行って通訳者を呼んでもらえば、あとはすべて日本語で対応できます。

保険の書類についてはあらかじめ調べて準備しておきましょう。

病気になった時に言葉が通じないと本当にストレスですね。マレーシアなら日本人通訳を通して治療を受けられますので、安心してください!

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