海外経験を活かして年収アップを実現するための情報サイト

海外勤務のすすめ

海外人事労務

【海外勤務者の給与】ハードシップ手当とは?相場と具体的な金額についてのまとめ

更新日:

企業のグローバル化が進み、今は大企業でなくても海外駐在者が増えていますが、海外駐在者の手当はどのような種類があるのでしょうか。

海外駐在者の手当には、海外勤務手当、単身赴任手当、ハードシップ手当などがあります。

今回は、その中のハードシップ手当手とは何か、また、その相場についてまとめてみました。

1.ハードシップ手当とは?

ハードシップ手当とは?

ハードシップ手当とは、海外駐在者の中でも、タフな任地に赴任する方に支給される手当で、生活水準、社会環境、気候風土の違いなどから生じる肉体的・精神的負担等を勘案して支給されます。

一般的には、生活水準が日本より低い開発途上国の駐在者に支給されることが多く、危険性の他、仕事や生活におけるストレスや不便さに対して手当を付けて、海外駐在者の納得性を高めるということが目的です。

ポイントは、「ハードシップ手当の有無は任地による」ということです。

日本と比べてさほどリスクが少ない地域の場合、ハードシップ手当は支給されません。

具体的には、任地が上海やタイ、米国、欧州などではハードシップ手当は無いものと考えておいた方が良いでしょう。

一方、インド、インドネシア、ブラジル、メキシコ、アフリカ諸国など、ハードシップが高いと判断される国の場合は、ハードシップ手当を支給する会社が多いです。

いずれにしても、ハードシップ手当の支給の有無は、各社の取り決めですので、

タイでもハードシップ手当がある企業もあれば、インドネシアでも無い会社もあります。

参考

なお、全国の上場気企業の88社のうち、ハードシップ手当という制度を設定している割合は69.3%で、そのうち95.1%が定額または定率で支給しているようです。(設定していない企業は、そもそも比較的暮らしやすい都市にしか現地法人が無い企業も多いです。)

2.ハードシップ手当の評価の基準

ハードシップ手当は、何を基準にして、どの程度の支給をすればいいのでしょうか。

ハードシップ手当は、肉体的・精神的負担、日本との生活水準の差を埋める、という主旨から、その金額設定は難しいとされています。

一般的には、外資系の人事コンサルティング会社(マーサジャパンやタワーズワトソンなど)が、毎年調査して発表する数値(ハードシップスコア)を元に、金額を決定している会社が多いようです。

駐在者の肌感覚では、どうしても属人的な基準になりますし、開発途上国においては、生活水準も年々向上することが見込まれているので、定期的にハードシップ手当の支給額を調整することも必要だと考えられます。

このような課題から、外部の専門会社が発表する数値であれば、比較的公平性が担保できるというわけです。

また、このような外部コンサル会社の情報に加えて、自社でも現地の駐在員に意見を聴取する、外務省の危険情報レベルを勘案するなどして、より納得感のある手当になるよう、設定しているケースもあります。

企業の規定によりさまざまですが、ある企業では、ハードシップ手当の評価の根拠として、下記のようなカテゴリーにわけて判断しているようです。

・自然災害  ・戦争・政情不安  ・犯罪

・隔離度  ・病気、衛生  ・病院、医療環境  ・住宅・住環境

・教育施設  ・レクリエーション  ・生活物資

3.ハードシップの相場

現地法人もしくは海外支店、駐在員事務所を有する企業を対象に2020年に行った調査によると、支給金額は以下の通りです。

手当の相場

・インド  平均122,596円(最高262,500円・最低20,000円)

・中国   平均48,128円 (最高150,000円・最低90,000円)

・ブラジル 平均67,900円 (最高185,000円・最低10,000円)

また、一例として、ある企業の実際のハードシップ支給額もご紹介します。

支給実例

・上海・北京 26,000円(単身) 31,000円(家族帯同)

・ニューデリー123,000円

・マニラ81,000円

・ジャカルタ78,000円

・アフリカ ラゴス 272,000円(単身)459,000円(家族帯同)

また、ハードシップの原因を解消できれば、ハードシップ手当を減らす、無くす、という可能性も考えられます。

例えば、ハードシップの一因が、医療体制が脆弱等の場合、会社で現地の医療アシスタンスサービスを契約する、24時間の緊急コールセンターサービスを導入するなどで、ハードシップを緩和する方法はあるかもしれません。

まとめ

このように、ハードシップ手当は「生活の過酷度」に応じた手当ですので、多ければそれだけ苦労が多い、ということでしょう。

ハードシップ手当は、海外赴任そのものに対する手当ではなく、あくまで赴任先の情勢に応じて支払われる手当である点がポイントです。

また、企業によって、支給の有無や試算方法が異なるため、注意が必要です。

海外経験者におすすめの転職エージェント 3選

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、30~50代向けのハイクラス転職エージェントです。世界8ヶ国の提携先企業とネットワークを結んでおり、元々外資系ということもあるため、海外経験を活かせる案件は多数保有しています。JACリクルートメントの強みでもあるハイクラス層向けの求人が多くなっているため、国内外の部長職以上のポジションが期待できます。海外経験を活かす転職の際は、押さえておきたいエージェントです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内最大規模を誇る転職エージェントです。リクルートエージェントの最大の強みは、他の転職エージェントに比べて案件数が多いことです。キャリアアドバイザーのスキルにも定評があり、経験をわかりやすく伝える履歴書作成サポートや、面接対策を行ってくれます。

ビズリーチ

ビズリーチは、ハイクラス層向けの求人情報に特化した転職エージェントです。中には年収2,000万円超えの案件もあり、海外帰任後の収入アップを期待している人に向きます。ビズリーチの転職成功者の8割はスカウトです。サイトに登録しておけばヘッドハンティングされる可能性があり、見たこともないレアな案件に出会うことも珍しくありません。能動的に応募するJACリクルートメントなどと合わせて使うと良いでしょう。

 

-海外人事労務

Copyright© 海外勤務のすすめ , 2022 All Rights Reserved.