Last Updated on 2023年10月1日 by 海外勤務のすすめ
海外出張中にスマホをネットにつなぎたいという方も多いかと思います。
その方法は、大手キャリアの国際ローミングサービス(海外パケット定額)、海外用のWi-Fiルーターのレンタル、SIMカードの利用などがあります。
今回は、この中のSIMカードを差し替えるために、SIMカードの購入方法と設定方法について、ご紹介します。
目次
1.SIMカードとは?
SIMカードとは、スマートホン・タブレットなどのモバイル端末でインターネットや音声通話を行うために必要な小型のICカードです。(下の写真右の小さいカードです。)
携帯の電話番号情報や、携帯電話回線に接続するための情報などが書き込まれており、このカードがないと携帯電話回線につなぐことはできません。
2.現地のSIMカードとは?
現地キャリアに対応したSIMカードを購入し、SIMフリースマートホンに差し替えて利用する方法です。
現地の国内通話の取り扱いになるので、料金も割安で、通信環境も良好です。
また、SIMカードの多くはプリペイド式なので、使い過ぎによる高額請求の心配も不要です。
海外に長期滞在する場合や海外出張が多いビジネスマンにも向いています。
3.現地SIMカードを利用するには?
現地SIMカードを利用するには、まず、SIMフリーのスマーフォンが必要です。
SIMフリーのスマートフォンを入手するには、「SIMフリーのスマホを購入する」「SIMロックがかかった自分のスマホのロックを解除する」という2つの方法があります。
SIMフリーのスマホを購入する
SIMフリーのスマホは、iPhoneであれば、Apple Storeで、Androidであれば、家電量販店などで購入することができます。また、現地での購入も可能です。
自分のスマホのSIMロックを解除する
キャリアによるSIMロックは、2015年5月以降に発売された機種については、一定の条件を満たせば、ロック解除は可能です。
ただし、ロック解除は3,000円程度の手数料が必要な場合が多いです。
キャリア公式サイトで、ロック解除が可能な機種かどうかを調べてみるといいでしょう。
ただし、スマホには複数の通信方式(利用周波数帯)があり、現地キャリアの通信方式と異なる場合は使えないこともあるので、良く確認しておきましょう。
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4.現地SIMカードを購入するには?
Simカードを購入するには、「日本で事前に購入する」「現地で購入する」という方法があります。
日本で事前に購入する
日本で購入する場合は、家電量販店、ネットショップ、空港などで購入できます。
通常のSIMカードは特定の国でしか使えませんが、複数の国で使えるSIMカードもあるので、自分に旅行に合ったタイプを調べてみましょう。
ただし、国内で購入をすると通信量に対して割高になることが多いです。
現地で購入する
現地で購入すると、通信料金がかなり安価に抑えられます。
しかし、事前に購入先を調べる必要があり、また、SIMカードの種類を選ぶ際には、言語の壁があるなど、「スマホに詳しい人」「語学ができる人」でないとおすすめはできません。
5.SIMカードの設定方法
SIMカードを端末に装着したら、APN(Access Point Name)アクセスポイント名の設定を行う必要があります。
APNとは、簡単に言えば、インターネットに接続するための接続先のことです。
設定方法は、SIMカードに付属しているマニュアルなどにも書いてありますが、それほど難しいものではありません。
Androidの場合
「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」に進み、「新しいAPN」をタップ、ここでSIMカード付属のマニュアルに従ってアクセスポイント名、認証ID、パスワード、認証方式などを入力します。
iPhoneの場合
iPhoneの場合は手動ではなく、「APN構成プロファイル」を使用するのが一般的です。
まず、インターネットに接続し、専用ページからプロファイルをダウンロードしてインストールします。
その後、「設定」→「モバイルデータ通信」と進み、「LTE線を使用」をオンにすれば設定完了です。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、現地SIMカードに差し替えるためのSIMカードの購入方法と設定方法をご紹介しました。
SIMカードの利用の仕方、SIMカードを購入の仕方、SIMカードの設定方法などについてご紹介させていただきました。
海外でもSIMカードを差し替えるだけで、いつものスマホがそのまま使えることはSIMフリースマホのメリットです。
海外出張の際は、是非、参考にしてみてください。